シンハライト、チェッキーノの2頭が抜けている印象の強いこのオークスですが、予想オッズ3番人気にはロッテンマイヤーとなっています。
昨年のオークスの勝ち馬はミッキークイーンですが、昨年は忘れな草賞を勝ってオークスに挑んでいましたよね。ロッテンマイヤーも忘れな草賞を勝っているだけにちょっと期待してしまう人も多いのでは?
今回はそのロッテンマイヤーと、桜花賞でジュエラー、シンハライトに次いで3着に入ったアットザシーサイドを考えていきます。
目次(各項目へ移動可能)
2頭の予想オッズ
ロッテンマイヤー 8.7倍
アットザシーサイド 10.7倍
シンハライトとチェッキーノが抜けた人気なので、ロッテンマイヤーからはかなり単勝オッズが高いですね。桜花賞2着のシンハライトに比べ、桜花賞3着のアットザシーサイドは単勝10倍以上となっていて、単勝的には5倍以上付くということですね。(シンハライトは予想オッズ2.0倍)
パッと見の印象
ロッテンマイヤー 8.2倍
この馬からオッズが大きく離れています。前走の忘れな草賞はスローすぎたのでスタミナを全く求められませんでした。なので2000mをこなせたとは言えないと思います。クイーンCでは3着と好走はしていますが、フロンテアクイーンに負けているのがちょっと物足りないですね。8.2倍ならあまり買いたくないかも。
アットザシーサイド 10.8倍
1400mと1600mを中心に使われた馬です。この馬がもっとも難解で、どう評価していいのか迷います。なんとなくですがシンハライトよりは2400mが向いているんじゃないかなと思っています。
2頭のパッと見の印象はこんな感じです。どちらかと言えばアットザシーサイドの方に期待していました。
2頭をしっかりと考察
それでは2頭をしっかりと考えていきます。
ロッテンマイヤー
- 3走前 3歳新馬 京都芝1800m 1着
- 前々走 クイーンC 東京芝1600m 3着
- 前走 忘れな草賞 阪神芝2000m 1着
3歳新馬は非常にスローペースで流れていました。ロッテンマイヤーはかかりながら、逃げ馬に外から並びかけるように走っていました。必死に抑えて、どうにか並走させている感じでしょうか。ただかかっていても最後の直線は伸びましたね。じわじわといい脚を使いました。
クイーンCはミドルペースでしたが、ラップ的にはちょっとハイペースだったかもしれません。ただメジャーエンブレムが失速しなかったのでミドルペースになった感じですね。ローテンマイヤーは最後はそこまで失速している感じはなかったですが、単純に二の脚の速さと末脚の切れがマイルでは厳しかったのでしょう。騎手も控える競馬を覚えさせたかったらしいです。試走ですね。
忘れな草賞はスローペースでした。後3F以外は流して走っているような感じ。ロッテンマイヤーは逃げる形でしたが、最後の末脚は素晴らしかったです。新馬の時とは全く別物だったので、かからなけらばこれくらいの末脚が使えるということでしょう。
まとめ・・・レースレベルが高いのはクイーンCだけでしょう。クイーンカップは試走とは言っても、メジャーエンブレムに完敗でしたし、その他のレースは相手が弱いです。ただ長距離は向きそうな走りをしているので、オークスでパフォーマンスを上げる可能性はあります。
アットザシーサイド
- 3走前 阪神JF 阪神芝1600m 5着
- 前々走 Fレビュー 阪神芝1400m外 2着
- 前走 桜花賞 阪神芝1600m外 3着
阪神JFはミドルペースですが、ハイペース気味でしたね。厳しいペースでした。アットザシーサイドはたんたんと走って、最後しっかりとバテました。力を出し切った形でしょう。
Fレビューはミドルペースです。アットザシーサイドは道中で緩みを入れながら走ります。そのおかげで最後は余力十分でしたが、最後の直線で包まれてしまって、上手くスパートできませんでした。最後の最後でグッと伸びてくるも届かずといった感じ。不完全燃焼ですね。
桜花賞はスローペース。アットザシーサイドはFレビューと同じようにしっかりと一旦緩めてから、グッと仕掛ける形。最後の坂で力を出し切りましたね。今回は完全燃焼です。
まとめ・・・阪神JFで負けて以来、ちょっと道中で緩ませるようになっているので、スタミナ的に不安があるのかも・・・。ただ総合力的には通用するといった馬で、勝てはしないけれども2・3着なら入れるイメージでしょうか。んーオークスではスタミナ面がネックになってきそうです。
ロッテンマイヤーとアットザシーサイド。2頭ともちょっと危険な感じがしますが、少しでも安全な方はどちらかと言われればこちらの馬↓
次回は枠順考察記事になりそうです。チェッキーノには外枠に入って欲しいと思っています。シンハライトは無難な中枠が良さそうですね。