この記事では東京競馬場芝1400mのコースデータを徹底的に分析しています。人気、枠順、脚質、騎手の傾向、クラス別の傾向や、京王杯スプリングカップ・京王杯2歳ステークスなど主要レース別の傾向も解説しています。
コースの基礎情報
最初のコーナーまでの距離はAコースで約342m、Eコースで約313m。最後の直線の長さは約526m。最後の直線が非常に長いコースとなっている。
主なレースとしては4歳以上G2戦の京王杯スプリングカップ、2歳G2戦の京王杯2歳ステークス、3歳以上OP戦のオーロカップ、3歳以上OP戦のパラダイスステークス、3歳OP戦のクロッカスステークスなどが行われている。
データ集計期間2013年~2018年10月28日
着別度数(1着- 2着- 3着- 着外/ 頭数)
人気データ
人気 | 着別度数 | 勝率 単回値 |
複勝率 複回値 |
1番人気 | 108- 45- 35- 146 / 334 |
32.3% 82 |
56.3% 76 |
2番人気 | 60- 57- 59- 158 / 334 |
18.0% 78 |
52.7% 91 |
3番人気 | 41- 47- 43- 203 / 334 |
12.3% 77 |
39.2% 80 |
4番人気 | 38- 38- 35- 223 / 334 |
11.4% 95 |
33.2% 79 |
5番人気 | 24- 38- 26- 246 / 334 |
7.2% 80 |
26.3% 76 |
6~10番人気 | 49- 80- 116-1417 /1662 |
2.9% 77 |
14.7% 78 |
11番人気以下 | 14- 29- 20-1826 /1889 |
0.7% 52 |
3.3% 46 |
・人気傾向
1~5番人気馬の成績や複勝率が高く、人気馬にとって好走しやすいレースと言える。また6~10番人気馬の成績も良い。11番人気以下は複勝率3.3%とかなり成績が悪く、複回値も46と低いのであまり狙えない。
枠番データ
枠番 | 着別度数 | 勝率 単回値 |
複勝率 複回値 |
1枠 | 43- 51- 42-410 /546 |
7.9% 110 |
24.9% 97 |
2枠 | 35- 36- 45-458 /574 |
6.1% 78 |
20.2% 71 |
3枠 | 44- 45- 40-471 /600 |
7.3% 58 |
21.5% 74 |
4枠 | 45- 30- 41-503 /619 |
7.3% 53 |
18.7% 55 |
5枠 | 40- 43- 35-522 /640 |
6.3% 110 |
18.4% 72 |
6枠 | 41- 45- 38-531 /655 |
6.3% 60 |
18.9% 63 |
7枠 | 37- 55- 42-649 /783 |
4.7% 40 |
17.1% 50 |
8枠 | 49- 29- 51-675 /804 |
6.1% 64 |
16.0% 66 |
・枠番傾向
1枠の複勝率が24.9%と一番高く、さらに単回値111、複回値97と回収率も非常に高い。1枠は有利に働くと考えて良さそう。回収率を見ると全体的にも内枠の方が数値が高い。内枠有利なコース。
脚質データ
脚質 | 着別度数 | 勝率 単回値 |
複勝率 複回値 |
逃げ | 45- 39- 25- 225 / 334 |
13.5% 198 |
32.6% 122 |
先行 | 114- 118- 104- 844 /1180 |
9.7% 82 |
28.5% 104 |
中団 | 146- 135- 167-1700 /2148 |
6.8% 75 |
20.9% 68 |
後方 | 9- 42- 38-1445 /1554 |
1.9% 26 |
7.0% 27 |
マクリ | 0- 0- 0- 2 / 2 |
0.0% 0 |
0.0% 0 |
・脚質傾向
逃げ、先行馬の成績が良いが、中団馬もかなり活躍している。差しも届くレースと考えて良さそう。後方馬が勝つことはまれで、複勝率も7.0%と低い。直線の長い東京コースと言っても、1400mと短距離なのである程度の位置にいないと厳しい。
騎手データ
騎手 | 着別度数 | 勝率 単回値 |
複勝率 複回値 |
戸崎圭太 | 34- 27- 22-139 /222 |
15.3% 70 |
37.4% 75 |
ルメール | 26- 10- 10- 39 / 85 |
30.6% 97 |
54.1% 79 |
田辺裕信 | 21- 24- 25-149 /219 |
9.6% 75 |
32.0% 87 |
内田博幸 | 16- 17- 19-162 /214 |
7.5% 75 |
24.3% 60 |
蛯名正義 | 16- 13- 16-128 /173 |
9.2% 54 |
26.0% 82 |
横山典弘 | 14- 16- 7-116 /153 |
9.2% 64 |
24.2% 62 |
吉田豊 | 13- 13- 5-133 /164 |
7.9% 71 |
18.9% 79 |
北村宏司 | 12- 14- 18-161 /205 |
5.9% 47 |
21.5% 52 |
田中勝春 | 12- 5- 10-133 /160 |
7.5% 92 |
16.9% 70 |
三浦皇成 | 11- 15- 18-117 /161 |
6.8% 136 |
27.3% 98 |
・騎手傾向
出走数はあまり多くないが、断然の成績となっているのがルメール騎手。特に勝率が30.6%と単回値が97と高く、1着の馬券で狙える騎手となっている。戸崎圭太騎手も勝率15.3%、複勝率37.4%と素晴らしい成績だが、単回値と複回値は共に70台となっていて、妙味はあまりない。妙味を考えると三浦皇成騎手が素晴らしく、単回値136・複回値98となっている。
基本データまとめ
・人気馬が活躍している。6~10番人気馬も活躍。
・1枠の成績が良い。内枠有利なコース。
・差しも届く。後方馬は厳しい。
・ルメール騎手が抜群の成績。妙味があるのは三浦皇成騎手。
クラス別傾向
・新馬戦
人気:1~5番人気馬が活躍
枠番:内外で有利不利はない
脚質:先行馬が活躍(単複回値100以上)
・未勝利戦
人気:1~3番人気馬が活躍
枠番:1枠、4枠の成績が良い
脚質:逃げ、先行馬が活躍(複回値120以上)
・500万戦
人気:1・2番人気馬が活躍
枠番:1枠、2枠の複勝率が高い
脚質:中団馬が活躍
・1000万戦
人気:6~10番人気馬が活躍
枠番:1枠、3枠の複勝率が非常に高い
脚質:後方馬は厳しい成績
・1600万戦
人気:1~5番人気馬が活躍
枠番:3枠の勝率、複勝率が高い
脚質:逃げ、先行、中団馬の複勝率ほぼ同じ(中団馬が活躍)
主要レース傾向
・京王杯スプリングカップ(G2)
人気:6~10番人気馬が活躍
枠番:少し外枠が活躍している
脚質:中団、後方馬の成績が良い
【特徴】
1400m戦にしては前3Fがゆったりと流れることが多い。そのため切れ味勝負、直線勝負となりやすい。前の馬の方が有利だとは思うが、末脚のキレがない先行馬はなかなか好走できないだろう。結果的に末脚のキレる中団、後方馬が活躍している。
・京王杯2歳ステークス(2歳G2)
人気:1~5番人気が素晴らしい成績
枠番:1枠と6枠より外の枠の複勝率が高い
脚質:先行馬がかなりの好成績(複勝率50%以上)
【特徴】
2歳戦なので前3Fが非常に緩い流れになりやすい。なので末脚のキレが重要だが、それ以上にポジション取りが重要。先行馬も中団馬も同じような上りしか使えないことが多いので、結果的に先行馬の成績が良くなっているのだろう。
・パラダイスステークス(OP特別)
人気:1~3番人気馬の成績が非常に良い
枠番:1枠、5枠、6枠の複勝率が高い
脚質:逃げ、先行馬の成績が良い
・オーロカップ(OP特別)
人気:1~5番人気馬の成績が良い
枠番:5枠、6枠の複勝率が高い
脚質:先行馬が不調。後方馬が活躍。
・クロッカスステークス(3歳OP特別)
人気:1~5番人気馬が素晴らしい成績
枠番:6枠より外の枠の成績が悪い
脚質:中団馬が素晴らしい成績(複勝率40%以上)