今週は安田記念鳴尾記念です。安田記念と同様に鳴尾記念も頭数が少なめですし、メンバー的にも上位の馬とその他の馬の力差がありそうです。馬券的には堅くなるかもしれません。

 

上位の馬にはヤマカツエースステファノスなどなかなかいいメンバーが集まりました。それでは分析していきます。

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有力馬の予想オッズ

1 ヤマカツエース 2.7倍

2 ステファノス 2.7倍

3 サトノノブレス 3.7倍

4 アズマシャトル 10.2倍

5 マジェスティハーツ 15.2倍

 

上位5頭の予想オッズはこんな感じです。

オッズ的には3強という感じでしょうか。ヤマカツエースとステファノスが並んでいますが、安定感で言えばヤマカツエースに軍配が上がると思います。ただステファノスのハマった時の強さ。天皇賞秋では2着でしたから、そのときのことを考えると納得です。続いてはサトノノブレス。G1では活躍できませんが、G2、G3になると大活躍するこの馬。一線級と戦うと力の差が出てきますが、ヤマカツ&ステファ相手だとどうでしょうか。

アズマシャトルは小倉記念では抜けて強かったですが、メンバーがイマイチだった気もします。マジェスティハーツは近走は不振ですが、昨年の鳴尾記念ではラブリーデイに次いで2着。ここでの復活を期待してのオッズでしょう。

 

それでは一頭づつ考えていきます。

 

ヤマカツエース 2.7倍

函館記念で3着、札幌記念で4着、そして福島記念でついに1着と徐々に強くなってきました。この3レースすべてそれなりに流れたレースだったので、そういうレースが得意だと思っていましたが・・・中山金杯のドスローでも勝ってしまいました。つまりは展開不問ということでしょうか・・・。ただ本質的には流れた方が良いタイプだと思います。とくの京都や東京などでは急坂がないので、そこでスローになるとさすがに厳しい感じ。中山、阪神ならば最後の坂で粘りが求められるので、そういうコースならスローペースでも対応可能です。この馬の最大の強みは粘る力でしょう。

 

ステファノス 2.7倍

この馬はヤマカツエースと反対の馬だと思っています。粘りがありません。富士S(G3)ぐらいなら能力で押し切れますが、毎日王冠(G2)レベルになるとやはり最後の粘りのなさが目立ちます。QE2世C(G1)と天皇賞秋では好走し、毎日王冠と香港カップでは負けていますが、後者の2つのレースの勝ち馬はエイシンヒカリです。エイシンヒカリはスローに落とし込んで、そこから早めに仕掛けて、最後粘りの求められるレースに持ち込んでくるので、どうやらステファノスとは相性が悪いようです。

 

サトノノブレス 3.7倍

サトノノブレスは現代競馬で一番大切な、末脚の切れがないので一線級に通用しないのではないでしょうか。ポジションも取れて、スタミナもある。ただいつも末脚の切れが足りずに負ける感じ。ただ前目に付けることができれば馬券圏内確保はたやすいと思います。この3.7倍というオッズが非常に買いずらいですが、3着づけとか面白そうですね。

 

アズマシャトル 10.2倍

ペースが流れてこその馬でしょう。小倉記念は確かに強かったです。騎手も初めて騎乗したので、上手く乗れていませんでしたが、終わってみれば完勝。ただメンバーのレベルが低いですし、小倉記念のようなペースになるとは思えないので、ちょっと微妙ですね。昨年の鳴尾記念では3着でしたが、そこまで強い走りでもありませんでした。

 

マジェスティハーツ 15.2倍

前走はダート出走でしたね。この馬は走るときはものすごい手ごたえですが、走らないときは全くですね。2000mのスローペースが最も向いてそうな感じがしますが、ちょっとつかみずらいです。そしてかなり人気しているのも買いずらいですね。

 

以上が有力馬5頭の考察でした。

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総合的に見てもっとも買いやすいと思います。もしかしたら当日もっとオッズが下がるかもしれません。今日は鳴尾記念の有力馬分析をしましたが、明日はまた安田記念の方に戻って、穴馬分析をしたいと思います。安田記念も鳴尾記念も堅そうですから、穴馬の出番はあまりないかもしれませんね。